北海道洞爺湖サミット:G8と新興国、温暖化で首脳宣言 長期目標、協議継続で合意
◇数値は盛り込まず
北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)は最終日の9日、主要8カ国(G8)に、温室効果ガスの大量排出国である中国やインドなど新興8カ国が加わり、地球温暖化対策を話し合う主要経済国会合(MEM)の首脳会合を開き、MEM首脳会合宣言を出した。G8は8日の首脳宣言でまとめた「2050年までに温室効果ガス排出量半減」の長期目標の共有を求め、「世界全体の長期目標のビジョン共有を支持する」という表現で合意した。数値は盛り込まれなかったが、今後、MEMや国連の交渉の場で継続的に協力することを確認した。洞爺湖サミットは9日午後、議長の福田康夫首相が記者会見して、議長総括を発表、閉幕する。
MEMは、「大量排出国の中印抜きでは、地球温暖化問題で効果的な合意はあり得ない」と主張するブッシュ米大統領の提唱で昨年9月に発足。各国の首脳が集まるのは、今回が初めてとなる。
冒頭で、議長の福田首相がG8首脳宣言を報告し新興国側に理解と同調を求めると、メキシコのカルデロン大統領や南アフリカのムベキ大統領らが「まず先進国として2020年、50年の目標をはっきり示すことが必要だ」と求める場面もあった。インドネシアのユドヨノ大統領はG8の首脳宣言を支持。双方とも温暖化対策で協力していくことは確認した。
長期目標は「世界全体で採択することが望ましい」と位置付け、G8の宣言と同様の表現となった。20~30年の中期目標は、米国を含む先進国が国別総量目標を設定することを改めて確認するとともに、途上国側が排出抑制に踏み出すことを宣言に盛り込んだ。
MEMメンバーのうち、中国、インド、メキシコ、ブラジル、南アフリカの5カ国首脳は8日、札幌市内で会談後、先進国に「50年までの80~95%削減」を求める宣言を出した。地球温暖化の原因である温室効果ガスの蓄積は先進国の「歴史的責任」と主張する新興国と、G8など先進国との間で、どこまで歩み寄れるかが、今後の温暖化対策の大きなかぎとなる。
一方、MEM首脳会合に先立ち、昨年の独ハイリゲンダム・サミットで設置に合意し「開発・エネルギー・投資・技術革新」の4分野に絞って話し合うG8と中国、インドなど新興5カ国による拡大会合が開かれた。新興国側から、原油・食糧高騰に対する投機資金の影響が指摘され、「スタグフレーションの懸念があり、G8と新興国が一致して経済の安定に向け協調する必要がある」との意見が出た。
(以上2008年7月9日毎日JP転用)
上記赤字注目ですよね!

「ザ・ウィンザーホテル洞爺」は準備万端だったのに
肝心要のあなたが準備不足じゃしょうがないでしょ・・・。
◇数値は盛り込まず
北海道洞爺湖サミット(主要国首脳会議)は最終日の9日、主要8カ国(G8)に、温室効果ガスの大量排出国である中国やインドなど新興8カ国が加わり、地球温暖化対策を話し合う主要経済国会合(MEM)の首脳会合を開き、MEM首脳会合宣言を出した。G8は8日の首脳宣言でまとめた「2050年までに温室効果ガス排出量半減」の長期目標の共有を求め、「世界全体の長期目標のビジョン共有を支持する」という表現で合意した。数値は盛り込まれなかったが、今後、MEMや国連の交渉の場で継続的に協力することを確認した。洞爺湖サミットは9日午後、議長の福田康夫首相が記者会見して、議長総括を発表、閉幕する。
MEMは、「大量排出国の中印抜きでは、地球温暖化問題で効果的な合意はあり得ない」と主張するブッシュ米大統領の提唱で昨年9月に発足。各国の首脳が集まるのは、今回が初めてとなる。
冒頭で、議長の福田首相がG8首脳宣言を報告し新興国側に理解と同調を求めると、メキシコのカルデロン大統領や南アフリカのムベキ大統領らが「まず先進国として2020年、50年の目標をはっきり示すことが必要だ」と求める場面もあった。インドネシアのユドヨノ大統領はG8の首脳宣言を支持。双方とも温暖化対策で協力していくことは確認した。
長期目標は「世界全体で採択することが望ましい」と位置付け、G8の宣言と同様の表現となった。20~30年の中期目標は、米国を含む先進国が国別総量目標を設定することを改めて確認するとともに、途上国側が排出抑制に踏み出すことを宣言に盛り込んだ。
MEMメンバーのうち、中国、インド、メキシコ、ブラジル、南アフリカの5カ国首脳は8日、札幌市内で会談後、先進国に「50年までの80~95%削減」を求める宣言を出した。地球温暖化の原因である温室効果ガスの蓄積は先進国の「歴史的責任」と主張する新興国と、G8など先進国との間で、どこまで歩み寄れるかが、今後の温暖化対策の大きなかぎとなる。
一方、MEM首脳会合に先立ち、昨年の独ハイリゲンダム・サミットで設置に合意し「開発・エネルギー・投資・技術革新」の4分野に絞って話し合うG8と中国、インドなど新興5カ国による拡大会合が開かれた。新興国側から、原油・食糧高騰に対する投機資金の影響が指摘され、「スタグフレーションの懸念があり、G8と新興国が一致して経済の安定に向け協調する必要がある」との意見が出た。
(以上2008年7月9日毎日JP転用)
上記赤字注目ですよね!
「ザ・ウィンザーホテル洞爺」は準備万端だったのに
肝心要のあなたが準備不足じゃしょうがないでしょ・・・。
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