こんばんは 芹澤です。
今日は気密測定についてです。
当社では、アイシネン施工現場は必ず気密測定というものを行ないます。
(断熱施工終了時と竣工時の計2回)
気密測定とは、住宅にどれくらい隙間が存在しているかを判断するものです。
一般に使用される測定装置は、送風機、流量測定器、内外の圧力測定器、内外の温度計などで構成されます。
送風機で住宅内外の圧力差を作り、5点以上の圧力差と流量を測定して、グラフを作成し、そのグラフをもとに総相当隙間面積を算出します。
このときに、どれだけ隙間が存在するかを表す値が「相当隙間面積」というもので表されます。
「相当隙間面積」とは、住宅の総相当隙間面積(c㎡)を床面積(㎡)で割った数値で表し、C値と呼ばれています。数値が小さい方が、隙間が少なく気密性能がよいことになります。
例えば100㎡の家で500c㎡の隙間があれば、気密性能は5になります。
ちなみに、高気密高断熱住宅をつくる際にひとつの指針である「次世代省エネルギー基準」では、地域区分に応じた相当隙間面積が定められており、北海道及び東北地方では、C値=2が基準となっております。
と、実は本日の本題はここからなのですが、先週構造見学会を開催いたしました沼津市の現場で
なんとC値=0.2c㎡/㎡を計測しました!!
正直、私は今までC値にあまり興味がありませんでした。
興味が無いというと語弊があるのですが、高気密高断熱の性能を充分に発揮するためには、C値=0.7~8c㎡/㎡でれば良しとしていたからです。
(ちなみに今までの当社のC値平均は0.7c㎡/㎡)
ただ今回は驚きました。
報告を受けた私の率直な感想は
「窒息するじゃん!」
と素人みたいなことを思ってしまいました(笑)
今回C値=0.2c㎡/㎡を計測した要因として、気密性の高いシャノンウインドを採用した事や、今回から基礎断熱をアイシネンの吹き付けで施工した事が起因していると思われます。
今回の結果を経て、こうしたひとつひとつの経験が自信に変わっていくのだなと感じました。
追伸:後藤さん。次からC値=0.5c㎡/㎡以上だったら、ウチの社長に
「断熱施工やり直し!」って言われるかもよ(笑
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